2.管路施設 各種調査 最先端の技術と豊富な経験による正確な調査 下水管路など、地中に埋設されている管渠(かんきょ)は、その上を通行する車両や近隣で行われる工事、地震などによる影響を絶えず受けています。特に、配管の継手部分は物理的な力にとても弱く、いつ破損してもおかしくありません。 弊社では、管路の状況を的確に把握すべく、下記のような調査を実施しています。 ・ 老朽度調査 ・ 浸入水、不明水調査 ・ 完成後の検査 これらの調査結果は、管路の維持管理や長寿命化、耐用年数の延伸化に関する計画を策定するうえで、重要な資料となります。 ■TVカメラ調査 800mm未満の小口径の管きょ内部を、高感度テレビカメラで調査します。 カメラの映像はVTRに記録・写真撮影した上で、管路内の実態を診断します。 ■目視調査 800mm以上の大口径管きょでは、調査員が中に入って直接写真撮影したうえで、管路内の実態を診断します。 ■流量調査 流量調査では、マンホール内に流量計を一定期間設置し、汚水量を測定します。 弊社では、調査状況をカメラ映像により「見える化」することで、どの時間帯に水位がどのくらい変化するのか、より正確に把握することが可能です。 この調査により、不明水量を推定や、不良個所地域の推定、絞り込みができます。 ■人孔調査 マンホールを巡視点検し、マンホール蓋、側壁、足掛金物、インバートの状態を調査します。 ■その他調査 送煙調査、音響調査による雨水排水の下水管への誤設調査など、管路施設に関するさまざまな調査を行っています。 音響調査の様子