2.管路施設 修繕・改築工事 ~修繕工事~ 修繕工事により、管路機能の劣化を改善するとともにその機能を保持し、事故の未然防止やライフサイクルコストの低減化を図ります。 ■パッカー止水工法 補修が必要な部分の前後をエアーパッカーで塞ぎ、注入材を入れます。注入材を管路の隙間やクラックなどに充填して固化することにより、止水することができます。 ■EPR工法 EPR工法では、常温硬化性樹脂を含浸させた強化材を専用補修装置に巻き付けます。 そして、この補修装置内にエアーを充填させ、そのとき生じる空気圧を利用して強化剤を既設管路内面に圧着、硬化させることで、管路に生じた損傷個所を補修します。 ~改築工事~ 管路施設の改築工事により、管路の長寿命化および耐用年数の延伸をはかります。 ■管きょ更生~エポフィット工法~ エポフィット工法(NETIS 登録No.SK-090011-A)では、エポキシ樹脂を含浸させたエポライナーを、マンホールから既設管内に水圧をかけて反転挿入します。そして、挿入したエポライナーを温水で加熱硬化させ、自立管を形成します。 この工法では施工にエポキシ樹脂を採用しているため、臭気対策の必要がありません。 弊社では2011年3月に、(財)下水道新技術推進機構の審査証明を取得しております。 エポフィット工法の施工状況 施工後のライニング管 ■パルテムSZ工法(管径800㎜未満) パルテムSZ工法(NETIS 登録№SK-000010-A)では、マンホールを利用し、既設管きょ内にSZライナーを引き込みます。そして、引き込んだSZライナーを空気と蒸気とで拡張・加熱し、既設管きょの中に自立管を形成します。 弊社では、2010年12月に(財)下水道新技術推進機構の審査証明を取得しております。 ■パルテムフローリング工法(管径800㎜以上) パルテムフローリング工法(NETIS 登録№KK-080018-A)では、既設管内で鋼製リングを組み立て、その中に高密度ポリエチレン製の嵌合部材と表面部材を組み込みます。そして、既設管とポリエチレン製部材との間に充填材を充填することで、既設管と更生材が一体となった、複合管を形成します。 弊社では、2009年3月に(財)下水道新技術推進機構の審査証明を取得しております。 ■ダンビー工法 ダンビー工法(NETIS 登録№CB-080008-A)では、硬質塩化ビニル製の帯板を螺旋状に巻き、管渠を形成します。そのうえで、形成した管渠に高強度の裏込め剤を充填し、既設管と一体化させた複合管を形成します。 弊社では、2011年3月に(財)下水道新技術推進機構の審査証明を取得しております。